かじ坊

ミカン王国」愛媛発！進化を続ける「かじ坊」の農作物を毎月お届けします！

ミカンで「おいしい」の笑顔を繋ぎたい！私たちのパートナーになってくれるオーナーを募集しています！

 愛媛県にとってミカンは街を代表するアイコンのひとつ。かじ坊はここ「ミカンの里」愛媛で50年以上もミカンを作り続けています。複雑な海岸線を描くリアス式の海に点々と浮かぶ緑の島々、海を見下ろす雄大な山･･･私たちの農園は、そんな日本の原風景を思わせる八幡浜市の山間部にあります。

 温州みかんやせとかなどおなじみのものから、紅まどんなや甘平（かんぺい）など珍しい高級品種まで、年間約40種類ものミカンを栽培しています。最近では、高級食材のキャビアライムという柑橘類の栽培や、ミカンを使った加工品の販売にも力を入れています。企業やシェフとタッグを組んで、新たな柑橘類の開発や販売にも挑戦中です！

「消費者と自由に繋がる農家」をモットーに、みなさんに喜ばれるミカン作りに取り組んでいます。私たちのチャレンジを支えるのは、みなさんの「おいしい」の声です。今回、「たたたん！」に出店し、私たちを応援していただけるオーナー会員を募集しています！

目指すのは消費者の心を捉え続けるミカン！

ここ数年、八幡浜市はミカン景気に湧いています。このコロナ禍でネット販売の需要が高まったものの、店舗での売り上げは減少。今、なんとか持ちこたえている状況です。

ミカンブームの中、私たちはこの状況に危機感を抱いています。いつ訪れるかわからないブームの収束。そして作り手の高齢化や後継者問題など、地元のミカン農家は多くの問題を抱えています。

私たちは、今こそ意識改革が必要だと感じています。消費者に常に新鮮な感動を与えるミカンを作り続けること。そのためには現状維持ではなく、進化をやめない農業経営が必要なのです。国際基準の農業認証取得に取り組み、新たな品種の栽培にも挑戦しています。私たちはあらゆる方法でより付加価値の高いミカンと加工品づくりに取り組んでいます。

先祖から受け継ぐ土地で育まれるミカン

かじ坊の農園は標高300mの山の上にあります。先祖代々この地でミカンを作り続けてきました。まっさらな青空の下に、広がる深い緑の山々。大自然の中に広がるミカン畑には、思わず深呼吸してしまうほどの清々しい空気が漂っています。数種類のみ栽培するミカン農家が多いなか、私たちは年間約40種類のミカンを栽培しています。

自然の恩恵を受けること。それは同時に自然の厳しさと向き合うことでもあります。夏は熱中症の危険に晒されながら蒸し暑い作業着姿で枝を消毒し、冬は雪が積もる前に収穫を済ませなければなりません。ときに台風や大雪によって一年間大切に育てたミカンの大部分を出荷できなかったこともありました。

 自然のリズムに合わせながら効率化を図る。これが、私たちの目指す農業経営のあり方です。適地適作を推奨し、天候による被害を最小限にとどめるために最新の設備を導入しました。また、極力農薬を減らす栽培にも取り組んでいます。豊かな自然を守りながら、おいしい農作物を作りたいと考えています。

農作物、柑橘を介して心を繋いでいきたい！

私たちの農業を語る上で欠かせないキーワードのひとつに「繋がり」があります。「消費者とダイレクトに繋がる農園でありたい」これが、が私たちのモットーです。かじ坊では店舗向けの販売の他、ネットを使った販売も積極的に行っています。全ての活動には「生産者と消費者が繋がる」という想いが込められています。より高品質のミカン・柑橘を作り続け、それを手に取った人の笑顔を増やしたい。これこそが、私たちが「繋がること」にこだわる理由です。

「たたたん！」のオーナーになると、収穫したてのミカンが定期的に届くだけではなく、イベントを通じて私たちと交流する機会もあります。そこで、オーナー制度についてちょっとだけ紹介させてください。

1. マンスリーオーナー（毎月コース：月額3,500円）

選りすぐりの旬のミカンや、ジュースやゼリーなどのミカンを使った加工品を毎月お届けします。その時期にしか味わえない「一期一会のおいしさ」をぜひ！年3回のバーチャルツアーにもご招待します。

2. 年間オーナー（年間30,000円）

オンラインでキャビアライムの栽培の様子を見学できます。これは年間オーナーだけでしか体験できない特典のひとつです。また、お庭やベランダで育てられるレモンの苗木もお届けします。自分の手で育て、収穫する喜びをぜひ味わってみてください！育て方もお伝えするので初めてでも安心です。

また、「たたたん！」のページには、生産者と消費者が自由にやり取りできるコーナーが用意されています。例えば、「ミカンをこんな風に食べたらおいしかった！」「キャビアライムのおすすめの食べ方は？」など、自由な書き込みをしていただけます。食べたときの感動や喜びをぜひシェアしてください！

商品を介してオーナーさんとの繋がれる喜びは、私たちにとって何よりの励みです。体温を感じるコミュニケーションが、より洗練させた柑橘を創り出し、新たなチャレンジの原動力となります。愛媛の畑から旅だったミカン・柑橘たちが、地域の枠を越えて多くの人と繋がり、拡散していく・・・そんな姿を思い描いています。

再投資できるシステムを築き、質の高いミカン・柑橘を作り続ける　梶谷高男

今は父と共にミカン・柑橘づくりに取り組んでいますが、幼い頃の夢はシェフでした。父が農大を卒業していた影響もあり、高校生のときに愛媛県立農業大学校で学ぶことを決意。卒業後、農協の職員や農家指導員として農家としてのキャリアを積みました。この頃、農大時代の仲間と「農業戦隊タガヤスンジャー」を結成。「自分たちがこれからの農業を作っていく！」そんな熱い思いを胸に、仲間と共に農作物の栽培や販売に関する情報交換をしたり、軽トラ市を開催したり積極的に活動に励みました。

農協に勤めていた頃、周囲の蜜柑農家の姿を見て農業経営のあり方に不安を覚えました。ミカンの販売価格が不明瞭なため、充分なコストがかけられない。そのため、低品質のミカンを生産し、ミカンが売れない･･･こんな悪循環に陥る農家の姿を目の当たりにしたのです。このままではミカン農家の未来は危ない。今こそ農業のあり方を変えていく必要がある。そう感じました。

農協を退職した後、実家のかじ坊に就職。生産から販売まで全ての工程を自分で行いながら、理想とするミカン農家のかたちを模索しています。納得のいく資材を調達し、ミカンの価格を自由に決められたら、より質の高いミカンの栽培を目指すことができます。消費者に評価される品質のミカンを提供することで、十分な資金を得る。資金を元にさらに高品質のミカンを栽培する･･･このような「再投資が可能なサイクル」を着実に築いていきます。さらにミカン栽培のノウハウを活かし、新しい加工品やキャビアライムの栽培にもチャレンジ。ミカン農家の枠を越え、今後も進化し続けたいと考えています。

「愛媛のミカン・柑橘」を守り、次世代に繋いでいきたい

かじ坊が目指すゴール。それは消費者との「繋がり」を大切にしながら、愛媛の柑橘産業を盛り立ていくことです。そのために、私たちは今、消費者を魅了し続けるミカン・柑橘作りに挑戦しています。

自然と向き合いながらの農業は厳しく、新しい農作物の栽培は試行錯誤の連続です。伝統を守りながら進化を続けることは常に困難が伴います。それでも前を向けるのは、みなさんの「おいしい！」のひと言があるからかもしれません。消費者ひとりひとりの声が大きな声援になって、私たちに勇気を与えてくれます。かじ坊の新たなチャレンジを応援してくださるオーナー様を募集しています！